スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2012.12.24 Monday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

事業モデルを考えた日 その4

----------------------------------------------- Oval Link Co.,Ltd


 
株式会社になるのにあと100万足りない。

 

このままでは、このブログ名は

「有限会社創業日誌」になってしまう。

 

 

居間のテレビを見ると、イチローが活躍していた。

イチローが渡米して一年目の年だ。

 

創業者というものは、ライブドアのように

ホームランをかっ飛ばすよりも

イチローのようにとにかく塁に出る

タイプの方が最終的には大成するかもしれない。

 

ある日、やむなく妻に貯金から100万を

崩すように相談した。

二つ返事で妻はOK

 

さて、銀行に資本金を振り込むかということに

税理士から再び電話が。

 

「資金を出したいという人がいるよ」

 

 

その人は、事業計画書は見ていないという。

税理士が話してくれたに過ぎなかったのだ。

しかし、その話がとても興味深く、

すぐに出資する気になったそうである。

 

「ぜひ出資させてください!

 

と、すぐにその方から直接電話が来た。

私より若い実業家だった。

 

「事業計画書をお送りしましょうか?

 

「いや、見なくても大丈夫。ぜひともお願いします!

 

と、逆に念を押されてしまった。

 

・・・・・・・

 

VMDを事業に生かそう!

 

それは、まるでヘレンケラーが

「ウ、WATER!」と発したときと

同じ閃きだった。

 

その日から、約3ヶ月。

 

株式会社オーバルリンクは

誕生したのである。



---------------------------------------------------

★★「売場塾」新春開講講座受講生募集中

---------------------------------------------------

VMDを学んでお店・売場づくりのリーダー

VMDインストラクター」になろう!!

売場塾では1月の新春講座受講生を募集しています。

 

●第27期売場塾





事業モデルを考えた日 その3

 ----------------------------------------------- Oval Link Co.,Ltd


その日は雨が激しく降っていた。

 

ガラガラガラ・・・。

 

時折、稲光が麻布図書館の天井の高い窓いっぱいに

フラッシュを浴びせていた。

 

ガラガラガラ、ピカッ!

と続けて光が走ったとき、ひらめくものが

きた!

 

「そうだ、ビジュアルマーチャンダイジングがあった!

 

これこそ、単純に建築と広告がガムのように

くっついただけの事業モデルに必要な要素だ。

 

VMDはガムよりも強力な接着剤となって

お客様の店舗改装と広告を

つなげてくれるに違いない。

 

それからの日々は、建築家、VMDコンサル、

施工会社などVMDについて知っている人に

軒並みヒヤリング。

 

「これはいける」と確信し、事業計画書を

ビジュアルマーチャンダイジングの専門会社

としてのビジネスモデルに書き直した。

 

1週間の後、一人の株主の100万出資が決まった。

サラリーマン時代にお会いしていた広告代理店の社長だ。

どちらかというと事業計画書よりも私の広告会社での

経験と実績で出資してくれたようだ。

 

 

それからまた1週間もたたないうちに

今度は知り合いの税理士が出資者を紹介してくれた。

 

事業計画書を見てぜひ会いたい、というのだ。

 

ところは、シティホテルのフレンチレストラン。

成功している会社を経営しているその社長は

フォークを置いて静かに言った。

 

「それでは、君の思うたけを存分にしゃべってくれ」

 

私は、VMDが今の日本の小売に必要なこと、

VMDを広告戦略に採用する企画会社は他に無いこと

などなどを10分話した。

 

話が終わった後、社長は言った。

 

100万出資しよう」

 

 

・・・・・・・・

 

そして、また1週間が過ぎた。

 

トントン拍子に進むと見られた株主探しは

そこまでだった。

 

もう一人当てにしていた方には断られてしまった。

 

900万まで資本金はそろえたが、

残り100万どうしても足りない。

 

 

「どうしようか」と悩む私に、

 

起業家としての先輩はこういった。

 

「有限会社でもいいじゃないか」

 

つづく



---------------------------------------------------
VMD
セミナーのお知らせ
---------------------------------------------------

 

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を学んで

売場づくりの即戦力を身につけよう。

東京秋葉原1122日開催。

 

●VMD売場の改装・改善セミナー



事業モデルを考えた日 その2

 ----------------------------------------------- Oval Link Co.,Ltd


1800万のうち、私の出した資本金は100万。

つまり、95%は他の会社経営者の資本金と

いうことだ。

 

実は、私が某広告代理店をやめる前に株主間で

SP会社立ち上げの構想はできていた。

で、最終的に経営を誰にするか・・・

という話になったときに

私が候補として抜擢されたというワケだ。

 

早い話しが雇われ社長だが、

とてもありがたい話だった。

 

しかもすでに銀行に資本金は

振り込まれている。

すぐにでも会社はスタートできるのである。

 

しかし・・・。

 

いろいろ考えた。

 

やはり、自分の会社をつくりたい。

人生は一回しかないので、

くいの残らないようにしたい。

 

個人商店でもいいので、0から

始めるほうが自分の性格に合っている、

と思った。

 

そうした私の考えを代表的な株主に説明した後、

わがままを聞き入れてくれて、

資本金はすべて返金となった。

 

(そのときの株主様たいへん申し訳ありません!!)

 

 

さて、会社創業の再出発となったわけだが、

 

とりあえず、退職金の700万をすべて

新会社の資本金につぎ込むことにした。

しかし、株式会社にしたいので、

300万足りない。

 

そのころは、まだ1000万ないと、

株式会社の認可は下りなかった年だった。

 

事業モデルを練り直して

300万分の新しい株主を1から探すことになった。

 

最初考えた事業モデル、「店頭に強い広告会社」

は小売店がクライアント候補。

お店の建築・内装をデザインし、オープンするときは

広告を投下するという事業モデル。

 

普通、小売店はお店作りは建築会社に頼み、

オープン広告は広告代理店に別々に頼むのだが

それを両方プロデュースできるという事業モデルだ。

 

しかし、その考えは単純すぎる。

これではただ単に建築と広告がくっついただけだ。

ガムがお尻にくっついたように。

 

こんな会社じゃ、個性は出ないし、

競争力もないだろう・・・。

 

どんな会社にしようか・・・。

プー太郎の私は、図書館の一室で

マーケティングの本を探しながら

感慨にふけった。

 

 

つづく



---------------------------------------------------
VMD
セミナーのお知らせ
---------------------------------------------------

 

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を学んで

売場づくりの即戦力を身につけよう。

東京秋葉原1122日開催。

 

●VMD売場の改装・改善セミナー





事業モデルを考えた日 その1

----------------------------------------------- Oval Link Co.,Ltd


 
「会社を辞めてどうするの?

 

と渡した辞表を手にしながら、

上司は言った。

 

「会社をつくります」

 

・・・・

 

それから数十分の間、上司は

どんな会社をつくるのか、

どんなスタッフがいるのか、

資金はあるのか、

などを聞いた。

 

実際に会社をつくる準備はしていたものの

それがうまくいく保証はなく、

とりあえず辞表を出す、ことにしたので

あいまいな答えしか言えなかった。

 

事業計画書も書いてなければ、

資金繰り算段もしていなかった。

 

直接のきっかけは異動命令に逆らったわけだが、

とにかく会社をやめることにしたのだ。

 

 

考える時間がほしかった。

 

平日は、業務で忙しいので

新会社のことを考える余裕がない。

 

土日に創業するための本を読んだり

会社経営している知人に合って過ごしてはいたが、

それだけでは時間が足りない。

 

月曜日にはいつものメチャ忙しい仕事に

振り回されるだけである。

 

 

会社辞めてフリーになって

ゆっくり事業を考えればいい。

 

そう思った私は妻を説得し、とりあえず

会社を辞めた。

 

ビジネスモデルは、少しは考えてはあった。

 

が、「店頭に強い広告会社」という

構想しかなかった。

 

 

しかし、1ヶ月たち、そんな構想でも

資本金1800万が集まった。

 

つづく・・・




---------------------------------------------------

★★「売場塾」新春開講講座受講生募集中

---------------------------------------------------

VMDを学んでお店・売場づくりのリーダー

VMDインストラクター」になろう!!

売場塾では1月の新春講座受講生を募集しています。

 

●第27期売場塾





Stay Hungry, Stay Foolish

----------------------------------------------- Oval Link Co.,Ltd



スティーブジョブスが逝ってしまった

ニュースはショックだった。

 

古い時代のMac愛用者としては残念だ。

私は、1995年位からの愛用者だった。

 

その日、You Tubeのスティーブジョブスを見てみた。

2005年に大学で講演した有名な画像だ。

 

人生の教訓を話す中で

Stay Hungry, Stay Foolish

という言葉があったが、これはすごくいいと思う。

 

「ハングリーであれ、愚かであれ」

 

という意味だが、まさに全社会人に通ずる言葉だと思う。

 

 

私たちは、何か仕事をする時に

過去を前提として、それに振り回されてしまう。

 

●過去にこうやったから

●今までの伝統がそうだから

●それは実績がないから

 

などなど。

 

多くの会社がこんなものに縛られて

前進できなくなっているんだと思う。

 

例えば、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)という

仕事もそうだ。

アメリカからやってきた売場づくりのノウハウなのだが、

従来からあるVMDに縛られてしまうと、自由な発想が生まれてこない。

 

アメリカではこうだから、とか

今まで教わったことはこうだから、とか

プロが言うのは間違いがないから

 

などなど、過去の習慣や伝統に縛られて

前に進めないことが多いのではないだろうか。

 

 

きのう、VMDの学校「売場塾」があって、私は

VMDフレームワーク55を覚えてください」

と受講生にいったが、近い将来は

このフレームワーク自体も破壊してほしいと願っている。

 

私のVMDの学校は、55VMDの型を覚えることによって

VMDを習得するのだが、覚えたら今度は自分なりの

フレームワークを組み立てることをおススメしている。

 

それは、教科書の最初にも書いてあるのだ。

 

確かに、初心者は型を覚える方が、

ものごとを習得するには手っ取り早い。

しかし、ものごとを一度習得したら、

今度は自分なりのオリジナルな型をつくって

いかなければいけない。

 

それは従来ある型をぶち破ることになる。

そこから新しいものが生まれてくるのだ。

それが、売場づくりの未来を切り開いていく。

 

Stay Hungry, Stay Foolish

 

 

この言葉を残したくれたジョブスに感謝したい。



------------------------------------------------------

VMDセミナーのお知らせ 

------------------------------------------------------

 

売場づくりを指導するにはどうすればいい?

VMDのプロフェッショナルになるには?

 

VMDセミナーの今回は、売場づくりのリーダー

VMDインストラクター」について詳しく論じます。

1024日開催!


VMDインストラクターなるためセミナー

 





VMDの教科書「陳列と展示の法則」でOJT開始!

 ----------------------------------------------- Oval Link Co.,Ltd

VMDの本


VMDパートナーとして会員登録いただいている方に

VMDの先生として店舗に赴き、売場づくりを

教える人が多くなってきた。


熱心に聞き入る店員

 

この写真もそう。

VMDインストラクターの板倉洋子さん。

 

板倉さん、先月から都内シティホテル内にある

婦人服のお店に出向いてOJT(現場教育)

していただいている。

 

輝く本


彼女の手にあるのは、「陳列と展示の法則」。

7月に、VMDの教科書として発行した市販本だが

文字通り「教科書」として、VMDインストラクターに

利用、受講生に配布している。

 

後日、彼女から届いたOJT報告書を見ると

劇的に売場がよくなったBefore After写真が

掲載してあった。


受講された婦人服店の方も、感激されていたようだ。

さすがベテランインストラクターである。

 

「陳列と展示の法則」の使用感を板倉さんに

聞いてみると、

 

「本は大変有効に使えます。

初心者の方でも、分かりやすい写真が多く、

教えるこちらも教えやかったです。

少しサポートすれば、専門の言葉にも

アレルギー無く理解してもらえると思います」

 

とのことだった。

 

ツカエルVMDとして役に立ったようでなによりだった!!

 

実は、このところ、売場塾卒業生がこの本を

OJTや講習会に使用する場面が増えている。

 

特にコップでディスプレイを教える基本編が

VMD初心者にとても理解されているという。

 

文字通り、VMDの教科書として活用できる

「陳列と展示の法則」。

今後のさらなる利用を期待したい。



------------------------------------------------------

VMDセミナーのお知らせ 

------------------------------------------------------

 

売場づくりを指導するにはどうすればいい?

VMDのプロフェッショナルになるには?

 

VMDセミナーの今回は、売場づくりのリーダー

VMDインストラクター」について詳しく論じます。

1024日開催!

 

VMDインストラクターなるためセミナー





| 1/1PAGES |

PR

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< October 2011 >>

ツイッター

フェイスブック

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM