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Oval-Link Co.,Ltd
ABC分析とは、主に自社の商品の売上依存度を
調べるのに使う。
自社の商品が群のどの商品に
売上の依存度が集中しているかがわかる。
逆に言えば、どの商品が売れていないかも
知ることができる。
やり方はこうだ。
●自社の商品をカテゴリー別にピックアップ
●売れている個数順に商品名を表に書いていく。
●グラフの横軸に商品名
●縦軸に個数の目盛を入れる
●商品の個数を売れている順に左から累計していき、
●点線のグラフにして点をつなげていく。
●すると、点線が半円のように急カーブしていくのがわかる。
数字は個数でなくても売上高でもいいし、利益高でもいい。
例えば、この表はある小売店の売上状況を明示したもの。
☆約20%の商品が売上の75%を占めている
☆約60%の商品が売上の95%を占めている
こんなことがグラフからわかる。
どれだけ、売れていない商品がお店に
並んでいるかわかるだろう。
デッド商品の駆逐・・・
これがお店に化せられた使命ともいえる。
ただし、売れていないからといって
売れていない商品すべてを店頭からなくしてしまっては
いけない。
プライスゾーンといって、同種の商品の値段に
幅を持たせて、比較購入させなくてはいけないからだ。
「この商品安いな」とか
「これは品質がよさそうだ」
などと言う声は、商品を比較してわかるもの。
他の商品と比べて値段が高い商品の方が
品質がよさそうに感じるからだ。
これが選択肢がないと、買っていいかどうか
迷うことになる。
したがって買う決心がつかなくなって
そのまま通り過ぎてしまう。
だから、ABCに現れているからといって
闇雲に売れていない商品を排除してはいけない。
サービス業もABC分析にかけることができる。
当社の場合、VMDのパッケージサービスは
8つあるので、
どのサービスが売上に貢献しているか
どのサービスが利益率が高いか
どの商品が効率がいいか
読み取っている。
それによると当社の売れ筋商品は以下の2つ。
●「売場UP2サポート」
●「売場リモデルプラス」
他の商品も利用率が高いが
比較的人気商品だ。
会社的にも、VMDの理論・研修と
実際に売場を制作しているサービスが
人気があるのはバランスがとてもいい。
理論をつくり、それを実証するという
いいサイクルになっているからだ。
ABC分析を行う際、個数と売上高によって
表やグラフをつくるが、当社の場合はサービスなので
●サービスが年間で何機会あったか
●個々のサービスでいくらか
を数値化している。
クライアントとの間でサービスの機会をいくつ
つくれるか?
それがサービス業に課せられた課題だ。
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