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Oval-Link Co.,Ltd
夜中の3時に時計の針は近づいていた。
そう、終電はあきらめて、考え抜くことにしたのだ。
大学ノートに大きく進路を書く。
「売場づくりのナレッジマネジメント会社」
それを当社の新しい登攀ルートにした。
そのときの登攀ルートは「売場づくりのデザイン会社」
だっただろう。
確かに、私は企業のブランディングを20年以上やってきて
クリエイティブは好きだが、上記の企業コンセプトでは
真の差別化された企業にはならない。
そして、そのときあったVMDサービスを見直し、
ナレッジ寄りの機能を強化したのである。
ナレッジとは、知識のこと。
当社はVMDの知識を集約させ、蓄積させ、
発展させ、そこから生まれる新しい知識を
顧客にいろいろな形で提供する・・・という
新しいスタイルの会社にルートを定めたのだ。
具体的には、
●「売場ドッと混む!!MX」という売場ノウハウ蓄積ソフト
を社内活用。今までに蓄積した売場ノウハウが画像という
形で1万点近く集約されている。
それを研究材料として利用し始めた。
●「売場塾」というスクールをつくり、知識を一般にも
公開し始めた。
●法人研修サービスを強化し、メーカー用、小売店用、
コンサルタント用・・・と知識を業種別にカスタマイズした。
●VMDパートナーという外部講師育成を図り始めた。
これらをカテゴリー化し数値化し、各々の
目標を定めた。
その日から1年が過ぎた。
売上は半分に激減した。
しかし、収益は3倍近くになり、
会社の業績は伸びた。
あのままの登攀ルートで進んでいたら
売上の落ち込みとともにクレバスに
落ちていただろう。
3年目のキャズムは回避できたのだ。
そして、当社は会社の強みをメインに売る、
本価値で生きていく会社に脱皮したのである。
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