うーん、いい言葉だ。
この間ナビスコカップで優勝したジェフユナイテッド市原のイビチャ・オシム監督の言葉だ。
この言葉に思い当たることがある。
それは、高校時代に毎日ジョギングをしていたときだ。
当時、毎日3キロ走っていた。ものの10分だからたいしたことはないが、持久力はついた。高校生にしては珍しく「将来社会人になっても日々を健康で過ごせるように今のうちに走っておこう」という動機だった。(マジメな性格だったのですネ、当時は)
あと、文化部だったから、少なくても運動でトリエはひとつ欲しい・・・というのも動機だった。
365日、日曜日と期末・中間試験の1週間前以外は、雨の日でも走っていた。
ほとんど運動オンチだったのが、そのうち持久走はクラスで一番になった。
そして学年でも一番になった。
さて、その次は学校のマラソン大会で一位に・・・。という目標を設定した。
そこで、いつも走る3周のロードコースを4周にした。
そして大会当日・・・熱が出て休んでしまった。不注意だった。大会前は冷たい雨の降る日は練習中止にしたほうがよかった・・・これで青春は終わった。
さて、翌年は高校2年生になり、またしてもマラソン大会があった。
その日に備えて、前年と同じようにいつも走る3周のロードコースを4周にした。
そして、グリコのゴールインマークのように一番でゴールテープを切る
自分をイメージしていた。(ある特定の女子生徒にモテたい、という不純な
動機も加わっていた)
結果、79位だった。
なにがダメだったのか?? バレー部の友達に聞いた。
「そりゃそうだよ。365日同じメニューじゃあ。大会用に練習を工夫しないと・・・」
そうなのである。もくもくと毎日同じコースを走っていても、1.5Kのショートレースでは1位になれるが、10Kのマラソン大会ではダメなのである。
そういうことで目標を設定したら、それなりに変えないとダメだということがそのときわかった。
で、高校3年生のマラソン大会はどうしたかって? 残念ながら受験校だったので3年生のマラソン大会はなかったのである。
その代わり、ジョギングが趣味になり、大学生になって以降、10回以上は市民マラソンに参加した。
会社もそうである。同じ繰り返しだと会社は成長しない。会社経営は長いロードレースだ。
ちなみに、今思うと、あのマラソン大会79位だっのは、
「よし、今日は待ちに待ったマラソン大会だ。ちょっと走りこもう!!」
といって、ウォーミングアップとして大会の朝5K走りこんだのがいけなかったかもしれない。