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  • 2012.12.24 Monday
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サラリーマン時代にノウハウを身に着けよう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd

毎日の新聞を読むと、企業の大量リストラの話が
出ている。

会社を経営するのも大変だが、
サラリーマンも大変な時代になってきたと思う。

私は31歳のとき、こう思った。
今の会社が突然なくなったらどうすればいいだろう。

そして考えた。

その1 
他社からヘッドハンティングが来るくらいの
実力をつける

その2
独立できるノウハウを身につける

その3
他人に誇れる技術や資格を身につける


その3は失敗した。

「英語を身につければなんとかなるだろう」
という考えは甘かった。

100万以上英会話に投資したが、
TOEIC740で終わり。

イザというときは英語で身を立てるということは
ガラガラと崩れ去った。



その1は、年齢が許さなかった。

当時は正直、30歳くらいが最後だった。
私の後輩で、Hに2名、Aに1名転職したが
みんな若かった。
うらやましかった・・・。


肝心なのは、その2だ。

これがわからない人は多いのではないか?

独立できるノウハウというのは、
日々の仕事から来ることを。

今やっている仕事を工夫すれば
自分のノウハウに仕立てることができるのだ。

●今やっている仕事は、自分の置かれている業界では
当たり前だが、他業種ではとても斬新。

●今やっている仕事は、自分の置かれている業界では
誰でもできるが、他業種だと誰もできない。

つまり、独立すれば

●今やっている仕事を少し工夫して
他業界でやってみることができる

のである。

間違えてはいけないのは、
今やっている仕事そのままを、独立してから、
今の業界でやってしまっては、
今の会社と共食いになる危険性がある。

これはやってはいけない。

例えば、求人広告の会社から独立して、求人広告の会社を
つくって営業しても、今の会社とバッティングするばかりで
あまりうまくはいかない。

求人広告で培った仕事のノウハウを、違う業界の違うノウハウに
転化することによって、自分のビジネスにできるのだ。

例えば、求人広告の会社から独立して、アグリビジネスの
会社がつくれるだろう。
過疎で悩む田舎向けの農業体験のイベントビジネスを
起こせば、都会の若者を募集するサービスに、
求人広告会社で培ったノウハウが生かせる・・・という具合に。

私自身もそうで、広告マンを20年してきたお陰で、
「売場自体を広告にする」、VMDの会社をつくることができた。
つまり、雑誌やテレビの広告を作っていたノウハウを
売場自体を広告にする技術に転換してみたのである。

自分の仕事のノウハウをそのまま生かすだけでは
生き残れない時代になったのだ。

そのためには、会社員時代から、
「いま仕事している、このノウハウは
将来自分のどんな力になるだろう」
と、空想するくせをつけたほうがいい。

あなたがもし、通信販売の会社に勤めていて、
通販のノウハウがわかっていたら、どんなノウハウに
生まれ変わることができ、自分のビジネスに直結するか
空想してみるのだ。

それは、顧客のクレーム処理を専門にするビジネスかも
しれないし、顧客を10通りのタイプに分けられる
多変量解析を得意とするビジネスに昇華するかもしれない。


そのためには、今やっている仕事を、自分なりに工夫して
他の誰もがマネできないノウハウにしてしまうことが重要だ。
会社員なら、給料をもらいながらそれができる。

そして、会社がなくなったり、リストラが
あったりしたときの自分保証としてそのノウハウを
蓄えていくことが大切なのである。







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全社員同じベクトルを向こう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd

会社員時代後半は後輩や部下がいたが、
いっしょに業務をこなしていくには、ベクトルを
同じ方向に向けていくことが必要だ。

単独プロジェクトは、番組制作プロジェクト、雑誌制作プロジェクト
など日常茶飯事だったが、周りの反応は3つのパターンがあった。


その1

「007、いつも大変そうだな・・・
よし、手伝ってやろうかな」

といって、いっしょにスポンサー探しを手伝ってくれる人。



その2

「007、大変そうだな・・・
死んじゃうんじゃないかな」

と、いつも「そんなにしなくても」とアドバイスを
くれる人。



その3

「007、勝手なことをやって!もう知らない!」
という上司。




その3が最もつらい。
上司がダメ出ししたので、回りがついてこない。

しかし、やろうと決めた後なので、後に引くことはできない。
もし、ダメだったらクビだろう。

そのうちに、こちらに同情してくれた後輩が
水面下で、プロジェクトを手伝ってくれた。




その2は、毎日朝6時に出社して、夜は12時に変える
悲惨な雑誌プロジェクトをしていた時よく周りの人にそういわれた。

あの時は、何がつらいかというと、朝の千代田線。
かなーりつらかった。毎日3時間睡眠。
つり革につかまって毎日寝ていた。
「このまま死ぬんじゃないか」といつも思っていた。

そのうちに、気の毒に思った部下がプロジェクトを
しっかりサポートしてくれるようになった。



その1は、
「007って、いつも余分な仕事つくっているけど、
趣味でやっているのかな」
と遠巻きに見ている同輩や後輩が、そのうち、
手伝ってくれた。

期限までにスポンサー見つからなさそうだからだ。



広告会社は個人プレーが多いが、最終的には
同じベクトルを向くムードづくりが必要だと思う。

上司や部下、後輩や先輩、同輩などさまざまな
職位や部署があるが、最終的に会社が大きく
前進していくのは、どれだけ周りのベクトルが
ひとつの方向に向かって動いていくか、だと思う。


創業するならなおさらだ。

会社を創業した時、社員は数人だろう。
この数人が同じベクトルを向かないとかなり厳しい。
どう厳しいかというと、2.3年で会社はつぶれると
いうことだ。

創業社長は、とにかく率先してリスクを抱えて
全力で社員のベクトルを同じ方向に向けなければいけない。








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社長賞の取り方 その2

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社長賞のその2は、自力で0から行った・・・
という点でいただいた。

30代前半の当時、環境問題が関心を呼び始めていた。
新聞をめくると、必ず環境の記事があった。

地球にやさしいということで何かできないかな?
と、私は企画を立て始めた。
考えた挙句、環境のラジオ番組をつくってスポンサーを募り
毎週オンエアしてみよう、ということに決めた。

静岡県は、東に富士山があって、北はアルプス、
南は駿河湾、西は浜名湖と自然が豊かな県。

人口は東京の1/3だけど、日本野鳥の会会員は
東京の8倍いる・・・ということを知って
静岡の豊かな自然と企業貢献を結びつけた番組がいいかな、
と思った。
それだけ自然に関心が高い県民がいるので、聴取率も
とれるだろうとも思った。

タイトルを「アースデザイン・マインドミュージック」と
命名し、サンプルテープを制作会社に制作してもらった。
地球がハートマークになっているロゴもデザイナーに
つくってもらった。

ロゴが表紙についているだけで、企画書は格好よくなった。

上司に企画OKをいただいた後、ラジオ局に提案、
「地球にやさしい」ことをしているクライアントを
探すことになった。

ここまでは、すんなり行った。
それからが大変!

飛び込みで、年間提供をしてくれる広告主を
探さなくてはいけない。

しかも、4月からの新番組というフレコミで、
番宣CMが流れているし、タイムテーブルという
番組案内には、すでに番組案内をしている。

ここでもし広告主が見つからなかったら、
番組制作費とタイム料金は
私の会社が負担しなくてはいけない。

しかも、広告主探しと平行して、
制作も進行しなくてはいけない。

オンエアまで1ヶ月を切ってもまだ広告主は
見つからなかった。
よさそうなところはあったが、決め手にかけた。

4月分のオンエア分の計2時間枠の制作も遅遅としていた。

制作を早くするために、第一回目の番組の
シナリオは私が自作でつくった。
ある程度流す曲も選定した。
自然の音を撮るためロケもしなくてはいけない。

水鳥の鳴き声を録音するために、
県庁の観光課に行って、大アジサシのいそうな海岸を
調べた。

そして、「バールライオン」という私の行きつけのバーに
制作者を呼んでブレストしたり、意見を出し合ったりして
ムード作りも気を配った。

「滝の音は、ナントカ町の山奥の滝がいいらしいよ」
とか
「焼津港のセリの声を録音したらどうだろう」
とか、
「ススキのサラサラという音は朝高原がいいかも」

とか、ロケ地の選定やナレーターのシナリオを
創作した。


やがて、後3週間というところで、

「かなりこの番組を気に入ってくれているスポンサーがいる」

という局の紹介で、そのスポンサーに会いにいくことに。



この会社は古紙を再生している会社だった。

プレ当日は、大事をとってデレゲーションにした。
(デレゲーションとは、制作者、営業、企画、ラジオ局・・・と
肩書きや人数を重視して大勢でプレゼンすること)


私が、番組主旨を説明する前に、スポンサーは言った。

「007さん、この番組はおもしろいと思います。
もう、社長にOKいただいてありますよ。
ぜひやりましょう」

ホッとした一瞬だった。
しかも説明が終わった後、
年間1社提供で、冠スポンサーになってくれることになった。

ありがたかった。

これでようやく4月のオンエアにこぎつけたのである。


■□■


さて、このブログを書いていて気づいたことがあった。
そう、私の会社の株主に、事業計画書を説明に行った
ときに似ているな、と思った。

「007さん、あなたの事業計画書はおもしろい、
150万だしますよ!」
といわれた場面に。

そう、番組のプレも会社づくりのプレも、
相手を説得してお金をいただく・・・という行為は
変わらなかったのである。

自分でリスクをしょって成果を自力で勝ち取る。
これが、社長賞がとれる秘訣だろう。

不況だけど、会社でヒットを飛ばそう!











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手帳で1週間をプログラミングしよう その2

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今日は昨日の続き。

さて、自分のやりたい仕事を、どうやって手帳に書き込むのか?
だが、とても簡単!

「○×会社訪問」の代わりに「美術館に行く」
「○×に会いに行く」というように、やりたいことを
スケジュールに入れていくだけだ。

例えば、私は広告会社に勤める傍ら、

・静岡ヒューマンカレッジ
・ニュービジネス協議会
・英会話学校

などの社外活動は平日にしていた。

広告マンとしてはかなーり忙しい毎日で、朝7時前出勤・21時退社
・・・を繰り返していたが、その時間の中で
自分のやりたいことは確保しなくてはいけなかったのだ。

確かに、会社の仕事は優先しなくてはいけない。
だが余った時間で何かやる、という心構えでは
いつまでたっても、やりたいことはできない。


英会話学校はともかくとして、どうしてヒューマンカレッジや
ニュービジネス協議会などに入っていたかというと、
広告だけの仕事漬けに飽きたからである。

将来、自分の会社を創りたかったので、
人脈を築いたり、ベンチャーの社長に会ったり
したかったのである。

ヒューマンカレッジでは、NYにいた広告ウーマンと
知り合いになって外国と日本の仕事の仕方を
教えてもらったし、外資系広告会社の日本での動きも
教えてもらった。

ニュービジネス協議会では、コンサルタントや、おもしろい
事業をしている社長と話もできた。
例えば、スピーカーのコーンのメーカー社長が、土に帰る植木鉢を
開発している話や、BMWをどうやって日本に浸透させたかを
話してくれたコンサルもいた。

なかなか楽しかった。
本で読むよりも、リアルでおもしろい。
こういうことが、将来東京に出て起業する糧となったのは
いうまでもない。



以上は、社外活動の予定を週間予定に組み込んだ例だが、
何か興味があることをひとつのテーマにして、それに対して動く
・・・というのもやっていた。

例えば、

●人のメディア接触率とはどういうものだろう
●マツモトキヨシっておもしろいお店だな
●交通広告で何かおもしろいことはできないか

という思いが沸いた時。

メディア接触率をビデオリサーチに聞きに行ったり、
「マツモトキヨシ研究委員会」というものをつくって、
マツモトキヨシに関する文献を読んだり、
出張の際にマツモトキヨシを見学してみるのだ。

交通広告で何かないか?と思えば、JR関係の広告会社に
アイデアを聞きに行ったりした。



つまり、
「ひとりR&D」のための時間を予定表に入れていくのである。

R&Dとは、リサーチ&デベロップメントの略。
自分の仕事の糧となる、何か新しいことを考えることだ。

なので、R&Dする時間を習慣として、スケジュールに
入れていくのである。

もちろん、「マツモトキヨシ研究委員会」というのは
自分ひとりの研究会だ。
でも、ナントカ研究会とプロジェクトみたいに名づける
ことによって、「ああ、今週はマツモトキヨシ研究会の
調べ物をしないといけない」という気になってくる。

予定表の水曜日に、「マツモトキヨシ研究会」と書いてあると
何かのプロジェクトみたいな気になるのだ。



実は、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)も、
広告マン時代のR&Dの材料だった。

・VMDをしている人に会いに行く
・VMDをインターネットで調べる
・VMDの文献を図書館で探す
・VMDを店舗コンサル業務に取り入れてやってみる

こういうR&Dをしていたから、今の自分がある。

会社から与えられた仕事だけを仕事予定表に
入れればいいということでないのだ。

将来の糧になること、それをぜひとも
予定表に入れて、時間を確保しよう。

それが、今の世の中を生き抜いて、
自分の夢を実現していくことにつながるのだ。













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探究心があれば、人生若返る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd

すごい快挙だ。
4人とも60歳以上で、うち2人は80歳以上!

しかも全員現役だ。
すばらしい。

この朗報を聞いて、ふと私がお世話になった
大学教授の顔がよみがえった。

仕事で15年ほどお世話になっていた方で、
大学の名誉教授で美術館の館長もされていた
先生だ。

最後に会った日のことも鮮明に覚えている。
先生は考古学の権威だった。



「私は、今アイヌの研究をしているんですよ」

と語った先生は、机の下からゴソゴソと、旅行の
クランクを出してあけてみせた。


「これが、アイヌの靴だよ」
と、干からびたブーツのようなものが。

なんでも、太古のアイヌ人が使用していた
サーモンの皮でできたスリッポン靴だそうな。

「これは、(考古学的に)とても貴重なシロモノなんですよ」
と、話始める。

アイヌの歴史はまだわが国では、そんなに紐解かれていないこと。
まだまだ、調査・発掘する予定で、それが今熱が入っている
仕事だという。

外国語のアイヌ文献を研究しているようで
数冊論文を見せてくれた。

(外国語でわからなかった。ロシア語か?)


「007さん、私はいつくだと思います?
83歳ですよ」

ハッハッハッと笑う、その顔は
艶やかなサーモンピンクになっていた。

ウッディアレンのようなオックスフォードの
めがね越しの目はイキイキしていたのである。



人間、探究心がなくなったら終わりかも
しれない。

探究心があるおかげで長生きでき、
いつまでもツヤがある人生を送ることが
できる。

そんな人の60歳って、40歳だろう。

私も4ン歳だが、売場づくりの探究心は
続けていこうと思う。

そしたら、VMDでノーベル賞がとれるかも?








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時には、人生をあきらめよう!

なんかとても意味深なタイトルだが、2年前にも話したことがある。

●ときどき人生あきらめましょう


今もときどき、昼はカロリーメイトのような日々はある。

しかし、最近マンガ「働きマン」を読んだらまさにその通り!

なーんだ、人生捨ててバリバリ仕事に励む人って
やっぱ いるじゃん・・・と思った。

でも昔と今の根本的な違いは、「働きマン」は
男性ではなく女性に多いのではないか・・・と解く。

と、そのココロは売場塾!

「売場塾」とは、当社が運営しているVMDの学校のことだ。
女性6.5割、男性3.5割の割合で、受講生は女性が多い。


で、VMDの「働きマン」は男性より女性の方が多いと思っている。

ディスプレイに命をかけている・・・とはいかないまでも
販売促進課の一担当にあって、自社製品の売場を
どうやったにもっと活性化できるか本気で悩んでいる女性が多い。


なぜ彼女たちが本気かわかるかというと、ご自分の経費で入塾される方が
女性全体の半数近くだからだ。

会社のためだけではなく、将来のキャリア形成というのも
あると思うが、女性はまじめである。
(男性はチャランポランという意味ではない、念のため)


まじめに自己投資しているのである。

子育てをしながらも、家事に勤しみながらも、
貴重な土曜日に休みなく売場塾に来て、復習や
テストもしっかり終えていただいている。

「働きマン」はまさに女性の働き手を指す
言葉なのだ、ということを最近知った次第である。








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35歳のときのフリーエージェント宣言 その4

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ここで、あなたに忠告しておくが、
フリーエージェント宣言をしたら、
周りがなんと言おうと、自分の思った道を
突っ走ったほうがいい。

時間が経てば経つほど、道は阻止されていくものだ。
私のように。


■ □ ■


家で冷戦、他人に言われて揺らいでいる・・・

この間に、今度は転勤OKはずだった上層部に
異論が出てきた。


「007は今のポジションがいい」

そう組織は決定付けられた。


そうして自然に転勤話は消えたのである。


■ □ ■



その後の私は少し放心状態が続いた。

気持ちを切り替えるために、

●とりあえずTOEICを700点以上取る
●ニュービジネス協議会とヒューマンカレッジで
人脈をつくり、経営者との話を密にする。

という目標を立てた。


「会社をつくるってことはどういうことなのかな?」
は、新しいビジネスモデルをつくるための研究に
発展した。

そこでインターネットで、おもしろいビジネスを
している会社を片っ端から見る習慣をつけた。

その中で一番面白かったのが、OK Webという会社だった。
そこが運営している「質問をすれば答えが現れる」
というサイトに登録してみた。


これが、そのサイトだ。
●OK Wave

当時は、会員が私の他に200人しかいない、
サイトの有限会社だった。
でもサイトはとてもおもしろく、
質問をすれば必ず答えが返ってくる。

例えば、
「ツタンカーメンはどうして死んだか?」
と質問をすると、まるで吉村教授のように詳しい
答えが返ってくる。

それとは逆に、広告でわからないことがある人には
広告マンの私が詳しい答えをしてやった。
人に何かを教える、という行為はとても楽しかった。


「つくるんだったら、こういう会社をつくりたい」
と思うようになった。
で、この会社の経営者にあってみたい、そうも思った。

そして、その2年後、実際にOKWebの社長に会い、
ビジネスアイデアに痛く感動して、
ビジネスモデルのおもしろさを体感した。

完全に、広告とは違うビジネスモデルの
会社をつくろうという意思に切り替わった。

そして、その3年後、静岡で会社設立の話をいただいた社長と
再び会い、株主となって私の会社をバックアップすることになった。

2003年のことだった。
静岡でフリーエージェント宣言をしてから、
7年の月日が経っていた。



■ □ ■


いったん夢が遠のいても、いろいろな人に
会うことで、突破できるものだ。

まずは人生に迷ったら、いろいろな人に会うことを
オススメする。

自分探しというのは、一人ではできないのである。











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35歳のときのフリーエージェント宣言 その3

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ある週末の午後、日本平のロープウェイの駐車場で
転勤のことを妻に打ち明けた。


「・・・」

「・・・」

「?」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「!?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


そのまま、何も返答がなかった。
私も無理に話を続けようとは思わなかった。


シャトルのドアをバタンと閉め、
雨で湿ったハイウエイを通って帰路を急いだ。



■ □ ■


「ぜひ会ってほしい人がいる」
静かな?日が続いたある日、ある人からそう言われた。

他の広告代理店のヘッドハンティングかな?
と私は思って、会うことにした。

後日のターミナルホテルのレストラン。
バイキングを食べながら、その人は言った。

「会社をつくらないか?資本金の半分は出そう」

話を聞くと、その人は広告代理店の社長で、
会社を大きくするにあたって、拠点を国内に作りたいという。


別会社でもいいから、

●サラリーマン肌でない
●広告経験豊富な人と組んで

拠点を増やしたいということだった。

始めて会う人なのに、どうしてこういうことに
なるのか不思議だった。

うれしかったのは、
「サラリーマンではない、広告マンがいる」
ということで、紹介されたことだった。


「会社をつくるのも悪くはないな・・・」
と、思い始めてきた。

そこで、独立したらどうなるかを日記帳に書き出してみた。

「うまくいくかもしれないな・・・」


ただ、やはり問題があり、転勤問題で家で冷戦状態なのに
独立となると、それに拍車かけるようなものだ。

そして、独立したらどうなるのか・・・の発想は、
「静岡で独立したらどうなるか?」という皮算用だったので、
もともとの状態である、

1.このまま会社にいても、新しいことはできない
2.「広告」という職種も限界があるのではないか?
3.広告という仕事にアキてきた

をクリアできそうになかった。

相変わらず、同じような仕事で独立している自分が
目に見えていた。



つづく









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35歳のときのフリーエージェント宣言 その2

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こんなことをいうと、前の会社に怒られるかもしれないが、
35の時から、「会社が、いつなくなってもいいように」
自分づくりはしてきたつもりだ。

そのころは、銀行証券会社が次々とつぶれていた時代だった。
会社の規模や知名度があっても安全である保証はなく、
自分の所属している会社はいつなくなってもおかしくはない。

会社がなくなったら、あなたは一個人になる。
「どこそこの者です」と名刺を出すことすらできないのだ。


だから、今ある仕事に限界、つまりこれ以上この部署に
いてもルーティーンになるだけ、と思ったら早めに
フリーエージェント宣言をして、新しい仕事にチャレンジ
したほうがいいと思う。

売上げが上がっていて、しっかり昇進していても
そのルーティーンの仕事はどこか他の部署か
他の会社が代替わりしてくれる。

あなたである必要はないのだ。

むしろ、あなたは、会社ひいてはあなたが生き残っていける
新しいチャレンジをしないといけない。



■ □ ■


フリーエージェント宣言は、すぐに本社・他支社に伝播した。

もちろん、自分の上司もあまり快くはなかったが、
承知してくれた。

本社と支社の二つからオファーをいただき、
最終的に本社に行くことに決めた。

「転勤は8月ごろ・・・」という内定までいただいた。

ただ・・・
そこまでは家にまったく内緒にしていた。

どのように妻に切り出すか? が問題だった。



つづく










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35歳のときのフリーエージェント宣言

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35歳のころから、「そろそろ限界が見えてきたな」と
思うようになった。

どういうことか?というと、

1.このまま会社にいても、新しいことはできない
2.「広告」という職種も限界があるのではないか?
3.広告という仕事にアキてきた

そこで、日記にそれらを解決する方法を
休日半日使って列挙してみた。


1.このまま会社にいても、新しいことはできない

→フリーエージェント宣言しよう。つまり、他都市に転籍するのだ。
しかし、これは転勤になり、まずは妻を説得しなければいけない。

そこで、転籍嘆願書と過去広告・企画作品集をつくり、
本社と支社から私をヘッドハンティングしてもらうようにした。



2.「広告」という職種も限界があるのではないか?

→テレビや新聞など頼っている商売はこの先どうなのか?
このままではいい商売だと思えなくなってきた。
そのころインターネットは出ていなかったが、
パソコンは出てきていた。



3.広告という仕事にアキてきた

→静岡にいるとどうしても媒体が限定してしまう。
地元新聞とテレビ4局が主体になっているからだ。
それはそれでいいが、新しい媒体にトライしてみたかった。

2に関しての打開策は、
「ニュービジネス協議会」と「ヒューマンカレッジ」
という異業種交流団体の会員になることにした。
「ニュービジネス協議会」は全国組織で各社の経営者が
集う団体。
「ヒューマンカレッジ」は静岡市が主催する街づくり大学だ。
毎週通うのは無理なので、半分は出席しよう・・・と挑んだ。

双方で入会費は13万かかったが、安いものだと思った。
いや、かなり内容が濃かったので、トクだった。
広告ではない、新しいビジネスモデルも研究できた。
コンサルタントにたくさん合うことができたので、
コンサルといっしょに仕事をつくることも覚えた。

3に関しては、「静岡にいて全国展開しているクライアント」
を発掘することにした。
結果、全国誌の雑誌を展開している2社を客に迎え、
静岡にいても、静岡の媒体の売上げの2倍になった。
東名阪の仕事が多くなり、出張も多くなった。



さて、今回はフリーエージェント宣言の話なので、
こちらの話を進めよう。

つづく










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